親の会を考える |
[HA-HA-HAが『親の会』をどう考えるか]
すべての保護者に対して親の会への入会を勧めるかというと、そういうことはありません。特定の状況に限り、こちらから働き掛けを行い、親の会の紹介を行うことがあります。積極的な保護者は自分で親の会を見つけて入会しています。また勧めてまで入会するほど必要性が高くない場合もあります。
入会により、自分だけで抱え込まず、またオープンにすることで心理的負担が軽くなるなどメリットが多くあります。しかし『こうするべき』という、参加自体が負担になってしまったり、親の会の考え方の傾向によっては『こうあるべき、こうするべき』という「固定観念」が形成されやすいこともあり、子育てが重圧へと変化していくこともあります。
子どもの個性、保護者の個性をしっかり考え、入会を検討するとよいと思います。
また入会したら、退会しづらいという考えも捨てておくことが良いだろうと思います。入会して合わないなと感じたら、退会を申し出なくても、静かにいなくなってもいいのではないでしょうか。「無責任」といえるか…ということはありますが、まず自分を大切にし、気楽に生活し、子どもと良い関係性を作ることが一番だと考えています。親の会とはそういう目的が第一にあるのですから、それくらい気軽に入会し、気軽に退会できることが必要だと思います。
[HA-HA-HAの理想の親の会]
1.情報交換が活発に行われる
2.子育ての楽しさ・つらさ・情報・体験が共有できる
(考えや行動を画一的に良い・悪いで考えない・押し付けない)
3.特定の考え方・療法に偏らない
4.運営が非常に省力化されている
(特定の個人に負担が偏らない・特定の個人の考え/発言権が強くならない)
5.気軽に入退会ができる
6.参加は気が向いた時でよい
[親の会入会のメリット]
1.情報を多く得られる
2.子ども同士の繋がりができる可能性がある
3.子どものことや悩みをオープンにすることで心理的負担が軽減される
4.相談相手が得られる
5.強制的に家庭から離れる時間が得られ、気分転換ができる
[親の会入会のデメリット]
1.定期参加が心理的負担となる
2.親の会の傾向の影響を受けやすい(良いことも良くないことも)
3.良いと聞いたことにとらわれる過ぎる(自分の行動傾向・特徴が負担になる)
4.考え・行動を強制してしまう(子ども・家族の行動傾向・特徴が負担になる)
|
|