『 親 』LABについて
こども支援の中でも非常に重要な要素が『 保護者支援 』です。保護者支援を行っているところが『親LAB』になります。
遺伝と養育環境、どちらの影響が強いのか?と問われることがありますが、これらはどちもであり、どちらともいえ言えません。こどもの生活環境の中で保護者は大きな存在であり、影響力のある要素の一つです。
そのためこどもの課題なのだから、こどもが頑張ればいいではなく、保護者も含めて、サポートを受ける方が良好な方向へ向きやすいということがエビデンス(科学的検証の結果)として分かっています。
親LABの『 ペアレント・プログラム 』
(津市後援事業)
- 抑うつ度の軽減
参加者である保護者の抑うつ度が、有意に軽減することが科学的に分かっています。
- 養育スタイルの変化
養育スタイルの変化については、以下の5項目について良い変化を示すことが科学的に分かっています。図に示しているのは、子どもに対する肯定的働きかけの増加です。
- 肯定的働きかけ
子どもに対する肯定的な関わりが増加。 - 相談・つきそい
子育てについて他者に相談する傾向、及び、子どもと付き合う機会の多さが増加。 - 叱責
子どもへの叱責が減少。 - 育てにくさ
子育ての困難さに対する保護者の認知が減少。 - 肯定的働きかけの持続
子どもへの関りに対する難しさが減少。
- 肯定的働きかけ
※本記載は、
厚生労働省 平成26年度 障害者総合福祉推進事業報告書
『市町村で実施するペアレントトレーニングに関する調査』より引用
- 保護者支援
津市後援の無料保護者支援として1クール6回、年2クール実施しています。 - 支援者育成
ペアレント・プログラムが津市内で広く行われることを願っています。
そのためペアレント・プログラムの開催を計画している事業所の職員に対して、ペアレント・プログラム実施者としての初期研修を無料開放しています。
この研修を終え、アドバンス研修を修了すると実施者として認定されます。
- 津市後援事業
プログラム自体がすべて無料で行われています。そして1回2時間程度と開催にはスタッフの努力が必要です。そのためペアレント・プログラムを開催するには、実施団体に意思と目的がはっきりと描かれている必要があります。
私たちは保護者が、気軽に子育てをおこない、子どもは気楽に過ごせ、良好な状態で支援を受けられることを願っています。
親LABの『 テーマ別情報提供会 』
保護者が不安になる大きな要因として『 知らない 』が挙げられます。
知っていればとか、知らなかったので時機を逃してしまった、心も環境も準備不足になった。このような保護者からの意見からテーマ別の情報提供会を不定期ですが年に数回行っています。
過去の実績から言えば、年長児の保護者を対象とした、以下のものを1回でお伝えしました。
(1) 就学前相談について
(2) 支援級や特別支援学校、通級を選ぶときに考えたいこと
(3) 就学準備について
親LABの『 茶話会 』
良好な支援を行うには、支援者と保護者が適切な距離感で連動している必要があると考えています。また似たような環境を持つ保護者通しが顔見知りになることも、保護者にとっては助けになることがあると思います。
私たちの茶話会は支援者と保護者が集い、おいしいお菓子と用意して、『わいわい』とお話をするものです。
(1) 地域の茶菓子を用意してお待ちしています。
(2) 支援者のことを知ってください。
(3) 保護者も顔見知りで良い距離感を作れるといいかなと思います。
SNSからの情報発信
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所 在 地 : 三重県津市新町2丁目10-33 |
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電 話 番 号 : 059-229-1515 |
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メールアドレス : info@npo-hahaha.jp |